ベトナム通算7回目 2024.4.17 - 5.4

 サドルとシートポストを自宅に忘れるという失態で始まったベトナム7回目のサイクリング。ディエンビエンフーへ1日半の行程を残し、リアディレイラーのシフトケーブル破断。一旦あきらめたディエンビエンフーですが、なんとか辿り着くことができました。
  4.18 ノイバイ空港からハノイ旧市街      37.3km
  4.19 ハノイ~ホアビン            83.2km
  4.20 ホアビン~マイチャウ          77.0km
  4.21 マイチャウ滞留              8.5km
  4.22 マイチャウ~モクチャウ         65.5km
  4.23 モクチャウ~ソンラ           107.6km
  4.24 ソンラ~トゥアン・ジャオ        89.1km
  4.25 トゥアン・ジャオ(Tuan Giao)滞留
  4.26 トゥアン・ジャオ~ディエンビエンフー  70.1km
  4.27 ディエンビエンフー           20.0km
  4.28 ディエンビエンフー~ハノイ(バス輪行)  5.0km
  4.29 ハノイ滞留(1)               26.0km
  4.30 ハノイ滞留(2) 南部解放記念日
  5.01 ハノイ~バクニン            48.3km
  5.02 バクニン~ハノイ            51.5km
  5.03 ハノイ旧市街からノイバイ空港      28.7km
 
  (TOTAL) 643.2km
 

4.17 ハノイへ

たまプラーザからバスで成田空港。コロナ前よりバスの便数が減っていて、自宅梱包~TAXI~たまプラのスキームが先行き心配になります。
JL751便。成田空港T2 18:00 - ノイバイ空港 21:50
無事到着。今、ベトナムのビザ無し滞在は、従来の2週間から45日に延長されています。
空港のWIFI で入国審査完了を連絡。ピックアップはホテルスタッフ(家族)でした。
5分ほどで、booking.com で予約した Airport Classic Hotel & Travel到着。お部屋はバスタブ付きにアップグレードされていました。
この時は気づいていませんが、何かが足りない。

4.18 ノイバイ空港からハノイ旧市街

宿で自転車セッティング。何かが足りない。・・シートポストとサドルを自宅に置き忘れてきました。
自転車ショップのあるハノイ市街までは30km弱。ビンディングは入れられない(外しにくい)ので、歩き用ソフトシューズ。滑る、危険すぎる。
サイクリストの御婦人を見つけ、プロショップの場所を教えてもらいます。心配してバイクの女性が先導してくれました。シートポストとサドルで、30万ドン。スマホの翻訳で会話し、(ベトナムで盗られたのでなく)私が家に置き忘れたことを伝えられて、本当に良かった。店の人も含め、和らいだ空気になりました。
ソンホン川(紅河)をニャッタン橋で渡りハノイ市街入り。
ホアンキエム湖畔の一等地にユニクロが。2023年11月オープンのベトナム初の路面店(22店舗目)
宿近く。ドンスアン市場横の竹籠屋。
予約した宿 "Hanoi La Cascada House & Travel" はベトナム国鉄ラオカイ線の横。
お部屋のテラスから。
ロンビエン駅の西端にあたります。
夕食は旧知のお嬢さん(日本語学科卒)の案内でブンチャの名店「フオンリエン」
オバマ米大統領が訪れたことで有名ですが、従来からハノイ市民の人気店とのこと。
フォーと違って店により、うまいまずいが分かれる(個人の感想です)ブンチャ。ここは、うまい。65000ドン。
37.3km

4.19 ロンビエン橋からホアビン

ホアビンへ向かう前にロンビエン橋を往復。中央に鉄道、側道にバイクと人。
ソンホン川(紅河)に架かるロンビエン橋は、ハイフォン港とハノイを結ぶ鉄道橋としてフランス統治時代の1902年に竣工。全長1700m。
一旦渡り切り、ハノイ市街へ戻ります。朝の渋滞。
ハノイ側へ戻り、正面にロンビエン駅。
ホアビンへはQL6号線。ハノイ都市鉄道(Hanoi Metro)の最初の路線 "2A号線" は2021年11月に開業しました。
市街地を抜けほっとしたところ。ベトナムの道路は路面、路肩とも格段によくなっており、この画像は昔の国道を思わせる稀な箇所です。
キンボイ(KimBo)、2009年12月、借りた自転車でハノイから走ってきて、ミスコースで帰れなくなり緊急宿泊した地です。準備も心構えもなく、人生初 nha nghi。「なんとかなる感」が芽生え、ベトナムを含め、海外自転車旅にハマるきっかけとなった思い出の場所です。
ホアビン到着。手慣れたはずの飛び込み宿探し。勘も鈍っており、いまいちか。
30万ドン。20-25万ドンの感覚ですが、経済発展中なので物価上昇もあり、相場が上がっていることに後々気づきました。
宿近くのダー川。ホアビン市はホアビン省の省都、ダー川両岸に広がる人口14万の街です。
夜飯はcom(炒飯)35000ドン。川べりのは屋台も出ていました。充電中の電動バイク。
83.2km

4.20 ホアビン~マイチャウ

ダー川をせき止めたホアビンダム:高さ128m、堰堤長 970mのロックフルダム、1994年完成。
決壊するとハノイまで被害が及ぶので、高い安全基準に従って建設されたとのこと。ソ連(ロシア)の支援です。
堰堤へのアプローチを探しましたが見つからず。
QL6に戻り、いくつかの山越え。斜度は小さいが、だらだら長い坂。気温も高くスタミナを消耗します。
平坦地に下り、ココナッツ。
青々とした棚田。籾が付き始めたところです。
QL128との分岐あたりは、奇岩?の観光地となっています。
土曜日なので多くのサイクリストと遭遇しました。ハノイから来たマウンテンバイク乗り。車種をクルマに例えるとポルシェのカイエン2台とスズキアルトか。ベトナムの経済発展を感じます。
お昼はコーム。7万ドン。
穏やかな上り。でも、気温が高すぎ。35度以上あったと思います。
本格的な山越えに入った直後に足攣り。予兆はありました。ほぼ、倒れるようにうずくまる状況で、民家の人に助けられました。軒下に招き入れられ、塩と水をいただき、30分ちかく休ませてもらいました。大感謝です。
なんとか動ける状態になり、再スタート。この先、峠か?・・いえいえ、ただのカーブです。
ピラミッド型の展望所も、単なる通過点でした。振り返ったところ。
8%前後の坂が延々と。足攣り再発を恐れ長く押し、ようやくマイチャウの展望が開けます。
すでに夕暮れまぢか。一気に下り、宿探し。
部屋の画像まで、写真ありません。40万ドン。
食べる力もなく、食べたのはバナナだけ。厳しい一日でした。
77.0km