2023 スイス、ドイツ、フランス、ルクセンブルグ、ベルギー

 4年ぶりのヨーロッパ。2023.8.8 - 8.24
  08.08 チューリッヒ空港(スイス)   28.6km
  08.09 ラインフェルデン(ドイツ)   82.5km
  08.10 ブライザハ           89.3km
  08.11 ストラスブール(フランス)   77.3km
  08.12 カールスルーエ(ドイツ)    82.3km
  08.13 マンハイム           79.8km
  08.14 マインツ            79.8km
  08.15 ボッパルト           24.7km
  08.16 アルケン            75.1km
  08.17 トリーア            52.4km
  08.18 ルクセンブルグ(ルクセンブルグ)53.3km
  08.19 アルデンヌの森(ベルギー)   86.4km
  08.20 ラヌッフ            74.7km
  08.21 ラ・ルヴィエール        64.4km
  08.22 ブリュッセル          67.7km
  08.23 ブリュッセル空港         4.1km
  08.24 ドバイ(UAE)
    (TOTAL) 995.1km



 基本ライン川沿いの平坦路。距離が延びず、3回のローカル鉄道輪行に救われました。もう、これが定番か。
 スライドショー(3:28)
 鳥瞰動画(19:23)

Day 1 チューリッヒ空港から北へ

橙色線 
2019年以来のヨーロッパ。6回目です。今回もドバイ経由のエミレーツ航空。成田発 8/7 22:30、ドバイ発着 04:10/08:40、チューリッヒ着 8/8 13:20。1月の台湾では必要だったVisit Japan の登録も不要となりコロナ以前に戻りました。
アルペンラインと呼ばれるライン川源流部の流れがそそぐボーデン湖。
チューリッヒ空港は2回目、見覚えのある場所で開梱。折りたたみ時の支柱が曲がりチェーンに干渉していましたがチェーンは無傷で事なきを得ました。
今回は市街地とは反対の北へ向かいます。気温は25度くらい。快適サイクリング。
水場も健在。
今日の宿は Studio beim Rhein、民泊っぽい感じ。設備を新調したとたんにコロナ禍になったとのこと。13,371円。
チューリッヒ空港から20kmくらいですが、完全に田舎町。夕食は近くのキャンプ場のキッチンカーでテイクアウト。
28.6km
 

Day 2 フラアッハ~ラインフェルデン

宿から200mの Rheinbrucke Rudlingen(リュートリンゲン橋)を渡りライン川北岸へ。ここは、スイスが北岸へ張り出した地区です。
ラインの北岸に位置するシャフハウゼン州を走り、Rheinbrucke Eglisau(エグリザウ橋) で2回目の渡河。上流方面。堤防がないどころか、センチレベルで水面高を制御できているようです。
下流方面には鉄道橋。
エグリザウ橋。1919年竣工。
南岸を西へ走り鉄道橋をくぐったところ。
エグリザウ・グラットフェルデン発電所は1920年運用開始。発電敷設はスイス側にありますが、それから続く水門の途中に国境があります。
ライン川を渡り切って、ドイツ側から振り返ったところ。3回目の渡河で初のドイツ入り。
ライン川北岸を走り、Rheinbrucke(ライン橋)でスイス入り。ここにドイツの旧国境敷設があったので、現地ではドイツ入りしていたことに初めて気づきました。
一旦ライン本流を離れ支流のアーレ川へ向かいます。山越えの水場でグミやビスケットなどの昼食。
アーレ発電所(Hydraulisches Kraftwerk Beznau)は、1902年竣工。アーレ川屈曲部に短水路を設け水流で発電しています。
ライン川本流へ戻る途中で見えてきたのはライプシュタット原子力発電所。
南岸を下りラウフェン ブルクから再度ドイツ入り。両岸とも観光客で賑わっていました。
スイス側ににらみを利かすドイツの鷲。
このままドイツ側を走るつもりでしたが、見えてきたのが Rheinbrucke Stein-Sackingen(シュタイン ゼッキンゲン橋)、屋根付き橋がライン川本流に架かっているのは知りませんでした。
観光客に加え地元に人が普段づかいしています。
最後は Alte Rheinbrucke(旧ライン橋)で、予約した宿のあるドイツ側へ。
今日の宿はショッピングモールの上部階にある(来てわかった) Boutique Hotel Bellevue Rheinfelden。夕食は日清カップヌードルなど。17,047円(朝食込)。ライン川渡河は8回でした。
82.5km
 

Day 3 ラインフェルデン~ブライザハ

ライン川北岸を西へ。スイスに入りバーゼル。市電の市街線の末端で向きを変えるために一周してきた出口。
バーゼル駅の北。多彩な鉄橋が集中している。
ドライレンダー・エック(3つの国の角)、実際の国境は川の中。ライン川の観光船が発着するので記念撮影用か。前方に見えているのはフランスへの人道橋。右岸はドイツ。
フランスへ入ってからは、ユナンギュ運河(Canal de Huningue)沿いに土が締まって走りやすいダート道を北上。
ライン本流に戻ってからは、工業団地風。自転車道は続いていますが、補給点がなくきびしい走りとなりました。水場がないのは、昔は湿地帯で無住の地だったからでしょう。
フェッセンハイム閘門。大型の観光船が入室してきました。屋上のパラソルなどは倒しています。
後ろの門を閉じ注水して水位を上げ、上流へ向かいます。
ブライザハ到着。かなり消耗して城門内の宿へ。昭和の豪華ホテル風で、ロケーションはいいけど、色々くたびれています。Hotel Stadt Breisach、12,973円。
ブライザハの google maps(航空写真)
89.3km
 

Day 4 ブライザハ~ストラスブール

朝のブライザハ。手前がライン本流で中洲の向こう(見えない)がグラン・カナル・ダルザス。
昨日走ったのはカナル(運河)沿いで、ライン川とは100m~500mの中洲を隔てて並行しています。グラン・カナル・ダルザスはこの右手(下流)1kmで一旦本流と合流します。今日の前半は右岸(ドイツ側)を走ります。
すっと非舗装路。この後知ることになりますが、ドイツの自転車道は非舗装路も多く、皆さんの自転車もそれに合った剛健なタイプが主流です。
上流へ向かう観光船 "AMAPRIMA"
下流へ向かう砂利船。旧河床と思われる場所から採集していました。
閘門と発電所のセットは基本形、何ヶ所もあり細長い池のように水位を制御しています。左岸に渡り北上。Bac de Rhinau-Kappel の渡し船。フランスからドイツへ向かっています。
ストラスブールまで20km、カナル・デュ・ローヌ・オー・ライン(Canal du Rhone au Rhin)を走ることにします。
河岸のベンチで休む老夫婦の夫の自転車。英語は通じませんでしたが、日本人が古いプジョーの写真を求めていたことは伝わったと思います。
美しい運河。市の中心部まで続いているので、喧騒とは無縁で旧市街まで入れました。
ストラスブール、ロアン宮殿前の船着き場。
ストラスブールのトラム。1960年廃止、都市交通体系の見直しにより 1994年より復活(新設)開始。先頭車両には自転車を乗せられるようだ。
ノートルダム大聖堂
ストラスブール駅。1883年開業、2007年に駅舎を覆うガラス張りの大屋根が完成。
宿は駅正面の Le Grand Hotel、19,132円(朝食込)。
ストラスブール駅全景タイムラプス(0:22)
77.3km