ベトナム北部 (その3)
  HaNoi - HoaBinh - KimBoi - HaNoi

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 のんびりとした田舎道も走りたいので、温泉リゾートがあるKimBoiと言う街へ行くことにしました。
 国道6号線は道幅が狭く大型車も多いので、路肩へ押し出されることもよくあります。日本だと幅寄せが問題ですが、こちらで怖いのは対抗車線からの追い越しです。
 正面からダンプが向ってきます。加えて、クラクションは常時、周りで鳴りっぱなしなので、警告の意味を持ちません。
 ホーチミンの女子高生はアオザイが制服だが、ハノイは質実剛健なジャージ風、ちょっと残念ですね。

 食事は、道端のフォー屋さんで食べます。値段も味も具材も、相当幅があります。外人価格の店もありますが、店からすると手間がかかるし、交渉するほどの値段でもないでしょう。


 ダムサイトのHoaBinhを過ぎると、国道6号キロポストの表示も変わります。SonLa まで行くと、有名なディエンビェンフーまで 150Kmです。
 HoaBinhの街を抜けると、徐々に登りになり、大型ダンプが轟音を立てながら低速で走っています。
 不安が増すころ、ようやく KimBoi への分岐が現われ、田舎道の下りに転じます。道で干しているとうもろこしの朱が鮮やかです。
 気持ちの良い道ですが、時間も押してきたので、あまりのんびりもできません。 KimBoi からは山越えで国道6号に戻る予定ですが、山を下って見えてきたのは・・・、1時間前に走った道です。
 迷うような分岐はなかった気がするので、あきらめて KimBoi で泊まることにします。

 泊まるのもリスクがあるが、選んだ民宿はここ。
 店の前で食べ物を売っていた末娘が少し英語を話せたので、だいたいの仕組みは理解できましたが、彼女がいなくなってからは、すべてジェスチャーの世界です。
 夕食は家族の大皿から分けてくれました。




 翌日は、いきなりパンク。
 子供たちのハロー攻撃も、とぼとぼハノイに帰る身には励ましになります。

 往路と同じHoaBinh回りの110Kmを覚悟していましたが、BaiLangへの近道が見つかったので、30Kmほど短絡できました。

 身にしみて得た、道を尋ねる時のコツは、
①制服(ジャージ)の高校生は英語が話せる可能性が高い。
②地図は見慣れていない前提で、方角を実際と合わせて聞く必要がある。
③指差しで確認する際は、わざと間違えた方向を指し、訂正してもらうのが確実。

12/23 124.7Km
12/24  80.1Km