台湾ツーリング 航空機輪行編

海外輪行で、もっとも心配なのは航空機輪行時の自転車破損だと思います。心配無用とは言い切れませんが、わたしは国内2回を含め、のべ7回のフライトを行いましたがトラブルはありません。
 今回の台湾ツーリングでは、KHS F20-T2(折りたたみ自転車)で輪行しましたが、自分で管理できる鉄道輪行と違い、
(1) ハンドル、ペダルを外す。
(2) リアディーラーを気泡緩衝材 "プチプチ"、ダンボールで保護する。
を行いました。
 Dahonのようにハンドルを、折りたたんだ車輪の内側に格納するタイプだと必要ないかもしれませんが、KHSは、ハンドルが外側になりますので、六角レンチでハンドルバーを外し、太いゴム紐(タイヤチューブをハサミで切ったもの)でフレームに、くくりつけます。
 リアディーラーは、"プチプチ" を念入りにかぶせたあと、ダンボール片を数枚重ねて、輪行袋内に差し込みました。
 貨物室は気圧が低くなるので、"プチプチ" の破裂を心配しましたが無事でした。だとすると、タイヤの空気も残しても良さそうですが、これは荷物を預ける際に、チェックされます。
 成田空港、羽田国際ターミナルの場合は、チェックイン後「壊れやすいもの窓口」に持っていきますが、海外ではいつも、チェックインカウンターで預けているので、いきなりベルトコンベアーに乗せられるのかもしれません。
 預けた後の扱いは見えませんが、今回の台北松山空港、前回の済州島とも、他のトランクと一緒にベルトコンベアーで出てきました。帰国の際は、済州島からのKAL便(JALが荷物OP)以外はベルトコンベアーに乗って出てきました。

(関係ありませんが)
 わたしは、出張で利用した Virgin Atlantic でトランクが破損し、ヒースロー空港のVAカウンターで交換してもらったことがあります。VAのロゴ入りトランクが飾ってあったので期待しましたが、サムソナイトの無地の廉価ものでした。

(超過料金)
 格安航空券でも、重量20Kg未満は通常無償ですので、確認する必要があるのは容量です。各航空会社で統一された基準はありません。また、機材(その時の飛行機)によって変わるようです。スポーツ用品(サーフボードなど)としての別基準がある場合もあります。
 割と多いは、三辺の和が158cm(62inch) に収まるか否かの制限です。KHS F20-T2は、カタログで 820x630x440で合計189cm、ハンドルを外すと幅がぐっと狭まり 165cm くらい (でも、オーバーです)
 他に荷物が無ければ、お目こぼししてくれるかも知れません。今回のエバー航空は、270cmだったので問題なしでした。

<めんどうだから台湾で買ってしまうのって、どうよ>
 台湾メーカーのGIANTやKHS、台湾で製造しているDahon等なら、2011/3の円相場なら 2-3割安く買えます。
 注意点としては、同じ型式でもパーツが同じとは限りません。また、右側通行なので、ブレーキの左右が日本とは逆になります。
 GIANTの直営店等だと英語が通じる可能性は高いですが、日本語は多分だめです。
 帰国便で破損しても、ツーリング後なら痛手は少ないと思います。