10/23 Than Uyen - Mu Cang Chai

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昨日は100km超え、天候も安定してきたので、Hoang Lien 国立公園の中をQL279で走り、QL32へ抜けることにします。
Than Uyenの盆地を巻く快適な田舎道を走ります。
朝もやが、盆地を幻想的におおっています。
ところが、22km地点で突然道がなくなります。
地図では山間の小さな盆地で、そのままSon La方面のQL6 に続く道と、折り返すようにQL32へ続く道に分岐するはずですが、小さな盆地が水没しているようです。
風景的にはダム湖でしょうか。
船頭らしきお兄ちゃんや、茶屋の主人や、客やらが集まってきて、「日本人は船に乗れ」 と言ってきますが(笑) 渡し船はどこに行くのやら。
指さし会話帳で対話を試みますが、こう言う応用問題を解決できるレベルではありません。
・行き先がはっきりしない上、一人で乗って危険はないのか?
・道が途絶えているのでなく、どっかの分岐で間違えたのでは?
なんとなく把握できたのは、
「Lai Chauへ行く」(Lai Chau市だとすると、中国国境近く?)
「ハノイへ行くなら、XXXXまで乗って、そこから自転車で走ればよい」
「料金は30万ドン」
~途切れている道の渡し船なら乗るしかないが、料金的に連絡渡船とは思えない~
「自転車なら無料なので、オレは引き返す」 と伝えると、集まってる皆さんの賛同を得た? ので、引き返すことに。
ガソリンいるかというので、飲むフリしたら、大受けでした(笑)
帰国後調べた結果では、ミスコースではなく、盆地が湖になっています。
40kmロス。朝出たThan Uyenまで戻り、QL32を走ることにします。
QL32はほどなく、ファンシーパンに続く山塊を横断する長い山越えルートになります。
沿線は寂れて、ダート部分も増えてきます。
遅い昼食は、Pho Bo(牛肉麺)。ここに限らず、常温で置いてある肉の鮮度が気になりますが、美味しくいただきました。
休憩していると、対岸からモン族の女の子が川を渡ってきます。
わたしに会いに来るのか・・、と思ったら違っていました。
自転車に抜かれまいと、走りだした女の子達。
QL32沿線は少数民族が混住していますが、黒モン族? は、愛想がいいです。一方、服装が派手な花モン族? が、目を合わすことは稀です。
この辺では、段畑も赤土の川も、ありふれた風景です。
この日は、宿決めでもミス。Mu Cang Chai の次の集落を目指しましたが日没がせまり13km 引き返すことになりました。年配の少数民族は、ベトナム語が読めない人が多く、発音ができないと会話帳は役立ちませんでした。

92.14km (ハノイへ近づいたのは、40km)