2012.4.25 錐麓古道を歩く(後半)

 歩き始めて4時間の13時に断崖駐在所跡に到着。ここからが錐麓古道の核心部です。
 道幅も1m、路面もしっかりしており危険ではありませんが、高度感で足がすくみそうになります。
 山側に通されたワイヤーをいつでも掴める心構えで歩を進めます。

 いわゆるシングルトラックですが、自転車はお勧めできません。

 地形図に書かれている崖中央部のトンネル。

 核心部を越え、振り返ったところ。

 動画(32秒)

 森の中の吊り橋をわたると、旧版地図に警察署記号が書かれているバタカン社。今の地名は巴達岡です。

 ここには、警官の宿舎や宿泊施設、教育所の建物もあったようです。少し広い平地ですが、残っているのは門柱だけです。

 15時35分、立霧渓本流を渡り観光バスが並ぶ燕子口へ到達。
 歩いてきたのは日本人。無事の帰着を入山者台帳でチェックし、笑顔で迎えるのは台湾人。周りには大勢のデジカメを持つ大陸からの中国人。
 道の開削から100年後の様子です。