台湾2011 第二天 台北~雙渓~大里

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 今日は、九分(人べんに分)へ行きます。ラッシュ時の台北市街はバイク天国です。
 ハノイに比べるとかわいいもんですが、全体の加速がベトナムより早いので、注意が必要です。ただ、実際に中に混じって走ると怖さは全くなく、却って一体となった安心感があります。
 省道5号、2号乙を走り、瑞芳からは縣道102号の急坂を上ります。九分は山上の古い街ですが、映画「悲情城市」の大ヒット以降、一大観光地となっており全体が渋谷スペイン坂状態です。
 ここは、金鉱山だった街で、坑道跡や旧軽便路が残っています。

 金瓜石との分岐を右に取り、三貂嶺の峠を越え鉄道のある雙渓まで下っていきます。4時近くになってきたので、宿探しモードに入りますが、雙渓は結構大きな町なのに市街にはホテルも民宿もありません。教えてもらった郊外の民宿を目指しますが、道は山の中へ続いています。農作業中のおじさんに、身振り手振りで尋ねると、少し日本語が出来、道は正しいが遠いとのこと。
 駅に戻り、一昨年に泊まった大里の民宿へ行くことにします。雙渓駅で普通列車(区間車)を待ち4駅(27元:80円)輪行で大里駅へ行きますが、民宿のおばちゃんがいません。ちょっとあせっているところに、バイクで帰ってきて、ようやく宿が確保できました。
 ここの、おばちゃんは、ひどくつっけんどんですが、妙に愛嬌があるのは、一昨年と変わりません。
 建物は一見立派ですが中は安普請、ただし値段はドミトリー並の安さです。朝食付きだと思っていましたが、翌朝誰もいないので、そのまま出立しました(笑)

 省道(国道)沿いの丘には、至る所に立派なお墓があります。伝統としては、一旦土葬にするようです。 七堵駅の旧駅舎が保存されていました。台湾では多くの場所で日本統治時代を含む古い建物を残しています。 九分への登坂路から見える道教寺院。 郷境(郡境)に向け、静かな坂道が続きます。気温は15度、快適。 高度を稼ぐと、北の基隆方面に東シナ海が望めます。

68.57Km